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鈴木誠也47年ぶりシリーズ本盗成功は「大谷のサイン見逃し」

  • 2016/10/23(日) 15:25:46

■大谷まさかのサイン見逃し、送球カットせず重盗許す
日刊スポーツ 10月23日(日)12時18分配信
<SMBC日本シリーズ2016:広島5-1日本ハム>◇第1戦◇22日◇マツダスタジアム
 広島と同じく「一、三塁の重盗」を得意とする日本ハム。対策も練れていただけに、大谷のミスが悔やまれた。

 カウント2-2となった時点で重盗の警戒を高め、ピッチャーカットのサインが出たしかし大谷は頭上を通った捕手大野の送球にかがみ、三塁走者の突入を許した。「詳しいことは言えない。僕が処理しておけば良かった」としつつ、「まず、(送球と)タイミングが合っていなかった。次のバッターがピッチャーなので(一塁走者に)進まれても構わないケース」とも話した。

 コメントには、2死一、三塁での9番打者なら重盗があるだろうという思いが透けて見える。しかし広島は、1死でも果敢に重盗を仕掛けてくるチーム。相手の戦略を把握していたベンチと認識のズレがあった。

 栗山監督 (間違いが)誰か、は分かるでしょ。一生懸命やっていて、うまくいかないときもある。仕方ない。

 白井内野守備走塁コーチ兼作戦担当 うまく意思疎通ができなかった。

 想定外の送球が来た遊撃手の中島は、横っ跳びでボールを止め、外野へ抜ける事態を阻止した。迷わず本塁に投げたが、間に合わないタイミングだった。一、二塁間に挟まれた格好となった安部のアウトを狙いにいけば、間一髪の三振ゲッツーでチェンジの可能性はあった。止めただけでも御の字だが、センス豊かな中島なら狙う手もあった。【高山通史、宮下敬至】

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