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日本シリーズ、鈴木誠也のホームスチールはプロ野球史上伝説の土井のホームスチール以来47年ぶり

  • 2016/10/23(日) 10:28:09

■【広島】誠也、シリーズ47年ぶり本盗決めた!大谷崩した足も神ってる
2016年10月23日6時0分 スポーツ報知
 ◆SMBC日本シリーズ2016 広島5―1日本ハム(22日・マツダスタジアム)

 “神ってる男”が、難攻不落の怪物を“足攻”で崩した。鈴木が、同級生の大谷から、足で先制点をもぎとった。0―0の2回1死一、三塁。8番・石原は空振り三振したが、一塁走者の安部がスチールを仕掛けた。捕手の大野が二塁へ送球する間に、三塁走者の鈴木が本塁へ突入。まんまと重盗を成功させた。

 瞬時の判断で、最適の答えを導き出した。捕手の返球はやや低く、本来なら大谷がカットする軌道。「捕手が微妙な投げ方で判断しづらかったが、ショートの動きを見て決めた」。遊撃手の中島が二塁に入るのが遅れたのを見逃さなかった。「短期決戦は先取点が大事。先制できたのは大きかった」。緒方監督は「(重盗は)判断が難しかったが、よくスタートを切ってくれた」とたたえた。

 シーズン中もこの形での得点は何度もあったが、シリーズで本盗での得点は1969年に巨人・土井正三が決めて以来47年ぶり。同級生の大谷は鈴木にとって、「雲の上の存在だった」。今季、大ブレイクを果たしても変わらず、オールスターに選出された際には「(大谷と)話してみたいです」と目を輝かせていた。

 この日は大谷との公式戦での初対戦。2回先頭での打席、カウント2―2と追い込まれたが、際どいコースのボール球を見極めて四球を選んだ。3打席で安打こそでなかったが、“目と足”で大谷に大きなダメージを与えた。

 今季のカープは12球団NO1のチーム打率、本塁打数と破壊力が際立つが、いかに少ない安打で得点を挙げるかをテーマに取り組んできた。石井打撃コーチは「(大谷は)打つだけでは簡単にはいかない。連打は出ないだろう。足だったり、進塁打だったり、そういうものでなんとかできれば」と話していた。狙い通り、怪物右腕を攻略した。

 安打数も相手の10本に対して7本だったが、結果は快勝。指揮官は「大事な初戦でいいスタートが切れた。うちの勝ち方ができた。いいゲームだった」とうなずいた。32年ぶりの日本一へ、広島が大きな大きな1勝を手にした。(角野 敬介)

 ◆47年前の本盗 1969年10月30日の巨人―阪急第4戦(後楽園)。巨人は3点を追う4回無死一、三塁。長嶋の打席でフルカウントから一塁走者・王と三塁走者・土井が重盗を試みた。長嶋は三振。球が捕―二―捕と送られ、土井は捕手・岡村浩のブロックの前に本塁タッチアウトかと思われたが、岡田球審はセーフの判定。岡村が球審に体当たりで抗議し、日本シリーズ初の退場となった。このプレーで流れをつかんだ巨人は、この回6点を奪って逆転勝ち。翌日の報知新聞1面では、土井が岡村のブロックを巧みにかわし、左足でホームを踏んでいる写真が掲載され、球審の好ジャッジが証明された。

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■「日本シリーズ初の退場事件」(wiki)
日本シリーズ初の退場事件(にっぽんシリーズはつのたいじょうじけん)とは、1969年の日本シリーズ第4戦(読売ジャイアンツ - 阪急ブレーブス、10月30日後楽園球場)で起こったクロスプレイの判定をめぐるトラブル及び関連する経緯をいう。

高い水準の技術がぶつかりあった場面であり、この試合を含めたシリーズ全体の行方に大きな影響を及ぼした[1]。さらに日本シリーズでは史上初で、現在でも危険球退場を除けば唯一である退場処分が下され、後述するビデオの技術的問題、ビデオ判定導入の是非等、日本では野球ファンに限らず大きな注目を集め、アニメ「巨人の星」第148話「グラウンドの孤独者」の中で描かれるなど[2]、永く語り継がれている[3]。

■1969年の日本シリーズ(wiki)
このシリーズの第4戦では日本シリーズ初の退場事件が起こった。阪急が3点リードの4回裏、巨人は連続安打でつくった無死一、三塁というチャンスに、打者長嶋茂雄は三振に倒れたが、一塁走者の王貞治と三塁走者の土井正三がスタートを切った。捕手の岡村浩二からの送球を受けた二塁手の山口富士雄はダブルスチールを察知し、本塁へ送球した。岡村は本塁をブロックして土井にタッチをし、土井はその影響で跳ね飛ばされたように見えた。捕手の岡村はもちろんのこと、後楽園の大観衆やテレビ観戦をしていたファンは皆がアウトだと確信した。しかし、球審岡田功はこれをセーフと判定した。

これに激怒し岡田球審を殴った岡村に日本シリーズ初となる「退場」が宣告された。さらに、巨人がこの回に6点を挙げて逆転し、最終的に試合に勝った。その影響で退場を言い渡された岡村に同情、岡田球審を批判する声が高まった。

そんな状況は翌朝、180度変わった。10月31日付の各スポーツ新聞が、問題のクロスプレイの際、土井の左足が岡村にタッチされ、跳ね飛ばされる前にホームベースに触れていた瞬間を捉えた写真を掲載し、岡田球審の判定が正しかったことを証明した。
「日本シリーズ初の退場事件」および「岡田功」も参照

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